リメインダー 失われし記憶の破片

「リメインダー 失われし記憶の破片」

 
事故により記憶を無くした男が、事故を起こした企業から法外な金額の示談金を貰う。
この事故について口外しないこと、記録を残さない事など様々な条件を付けられたが、男は条件を飲んだ。
男は自分の記憶の断片を頼りに、手に入れた法外な金を惜しげもなく使って失った記憶を取り戻そうとする。
自分の記憶の中のイメージに近いアパートを探し、その建物ごと購入。
そして、役者を雇い、記憶の中の風景を再現。
何度も何度も同じシーンをやり直しさせ、記憶を辿ろうとする。
そして行きついた先には衝撃的ラストが待ち受けていた。
 
 
コンセプトは面白いと思うのだが、いかんせん役者を使った再現シーンが中だるみ
オチは「ありがち」と言われそうだが、自分的に嫌いじゃない。
もっと散りばめた伏線が最後に一気に繋がる様な爽快感があれば、こういうオチでも十分行けると思う。
それ故、ラストのパンチ力より中だるみ度の方が強い印象。