パッセンジャー

パッセンジャー

 
地球を飛び立ち、新たな大地となるべく惑星を目指して、
乗客5000人を乗せた巨大宇宙船は宇宙を航行していた。
到達するまで120年。クルー、乗客は全員コールドスリープで眠ったまま自動操縦。
宇宙船内に起こる障害も、AIによる自動修復で問題解決されていた。
そんな中、一人の男性がコールドスリープから目覚めてしまう。
到着まで残り90年という長い年月を残して…。
 
 
宇宙版「キャストアウェイ」みたいな遭難もの。
ライフラインは問題ないので、後は孤独との戦い。
何せすぐ傍には5000人もの眠った人達がいるだけに実に歯がゆい。
再び自分もコールドスリープに入ろうと試みるがその手段がなく。
 
登場人物が実に少なく、無駄な枝葉も少なく、分かりやすくてシンプル。
そして何より、「遭難もの」と書いたが、パニック映画的な要素よりも、
人としての葛藤だったり、恋愛だったりと、ドラマ的な要素の方が強いのかも。