エクソダス 神と王

エクソダス 神と王」

リドリー・スコット監督。モーゼの十戒の映画化。
昔、映画「十戒」はTVで観て、当時それなりの衝撃を受けたのを思い出した。
 
改めて現在の特撮技術を使って、迫力の映画に仕上がっている。
 
かつて衝撃を受けていた「十戒」も、今こうしてみてみると、
「ああ、やはり神様っていないんだなぁ」って思ってしまう。
(普通、逆か?w)
 
昔起こった様々な神の奇跡とか、色々説明がつく事ばかり。
それでも、熱心に信じている人達がいるんだから、
人の力って恐ろしいよ。はるか昔の人が考えた空想物語を、
時を超えて未だ語り継がれているなんて、
言った当人も思いもしてなかっただろうよ。
 
神様の存在は、人にモラルを与えてくれた。
「誰も見ていないからと言って、悪い事をしていると、いずれ自分に返ってくる」
何の根拠もないのにそんな気がしてしまうのは、どこかしら目に見えないそういう存在を
意識しているからなのだと思う。
 
一方で、神様の存在は人に争いを与えた。
神の名を語って人は人と争い、殺しあう。
宗教戦争を含めて、神の名の基に、どれだけの人が死んでいっただろう。
 
自分には子供はいないが、もしいたら、
神様もサンタクロースも「いるよ」と教えるだろう。
自分は信じてないのにw
 
そして自分で物事を考えれるようになったら、
神様もサンタクロースも「いないよ」と教えるだろう。
口論になるかもしれないけれど、それでいい。
後は本人次第だ。