残穢 住んではいけない部屋

残穢(ざんえ)〜住んではいけない部屋〜」

竹内結子主演。
一般からの体験談を基に小説を書くホラー作家(竹内結子)の元に手紙が届く。
差出人は大学生(橋本愛)で、自分の住むアパートの一室から異様な音が聞こえる、
という内容だった。手紙、やがてメールでやり取りする中で、徐々にその詳細が見えてくる。
そして二人は本格的に調査に乗り出し、そこで起こっていた過去の悲劇を知る事となる。
 
 
ジャンルとすると、ミステリー・ホラー
しかし、ホラー要素は薄い。例えるなら奇跡体験アンビリーバボーな感じ。
そこに関連する人、建物、土地、色々調べていく内に真実が明らかになる、そんなノリ。
なので、主役の二人も実に冷静だ。
特に当事者である女学生(橋本愛)に至っては、その不思議体験を冷静に分析している。
その和室の方を向いていると何も音がしないのに、背を向けると怪音がする。
など、普通ならとっくに引っ越しの準備を始めても良さそうな所を、
何ヶ月にも渡ってそうやって分析をホラー作家に報告をしているのだ。余裕あるね。
 
登場人物についても、不気味な存在となる様なキャラは少なく、どちらかというと
ノリが軽いキャラで固めている為、凄くライトな感じに観れる。
悪く言えばドキドキしない
演出も存在感の薄いCGが怖さを軽減してくれている。
床を這う人影は、CGではなく人がやった方が怖さは増すと思うなぁ。
あくまで「霊」だから存在感があっては困る、という事かもしれないけれど。
だったらもう少しCGを頑張ってほしいなぁ。
 
話も演出も出演者も、全てライト
身体に良さそうなホラー