砂上の法廷

「砂上の法廷」

砂上の法廷 [Blu-ray]

砂上の法廷 [Blu-ray]

キアヌ・リーブス主演。
父親殺しでその息子が逮捕された。その弁護を引き受ける事になった弁護士(キアヌ・リーブス)。
黙秘を続けていた息子が口を開いた事で、裁判は思わぬ方向へと進んでいく。
 
 
法廷ミステリー。スタートから裁判の様子から始まる。
法廷には何人もの証人が証言するが、誰もが何か「嘘」を抱えており、
その辺はタイトル通りだな、と納得。
ミステリーにおいて主要人物が少なすぎると、人間関係の裏が想像しやすくなってしまい、
一旦「こういうことなのでは?」という目で見始めると、そうとしか見れなくなって、
その先入観でストーリーを追いがちになってしまう。
そして、ラストで真相が打ち明けられその先入観が覆された時、「やられた!」と思うわけである。
その感覚を味わいたくてミステリーを観ているといっても過言ではない(自分はね)。
 
残念ながら今回はそういった感覚は味わえなかった訳だが、この手の作りの映画は嫌いじゃない。
もっと、見ている側のミスリードを誘うような、
意味ありげな登場人物や意味ありげで意味がない伏線とか、散りばめてても良かったかも。