サイコ・ブレイク

PS3「サイコ・ブレイク」をやった。

 
バイオハザードシリーズの生みの親、
三上氏の手掛けたホラーアクション
 
バイオシリーズは、1〜4とコードベロニカと楽しんできたが、
5で馴染めなくて挫折バイオシリーズから卒業したんだ。
 
しかし今度はバイオじゃない新しい作品という事で、
いっちょやってみようと。
(とは言え、やっぱりゾンビが出てくるのでバイオみたいなものだが)
 
結論から言うと、半分ぐらいで挫折したw
 
・即死ギミックが多く、その割にロード時間が長く、セーブポイント(もしくはチェックポイント)からのやり直しばかり
洋ゲーとかでもホラーものは沢山出ていて、
即死ギミックもプレイヤーをドキリとさせる演出として、よく使われる。
でもそういう即死ギミックを仕込んだ時は、引っかかった際その直前からやり直せたりと
配慮がなされているものもある。
プレイヤーに「あ〜びっくりしたw」と思わせれればいい訳なのだから。
 
しかし、この「サイコ」では、即死ギミックは完全に足かせとなっている。
そこら辺でアイテム拾い集めた挙句に即死ギミック → 長いロード→ またアイテム拾い集め → 即死 → 長いロード → ・・・
ストレスたまるってw
 
プレイヤーは、演出による恐怖を味わうのではなく、
やり直しになりたくない恐怖に怯えながらコントローラーを握る羽目となる。
 
・アホなAI
出てくるゾンビがアホなのは「ゾンビだから」で分からなくもないが、
味方NPCの動きがアホなのはイライラしてならない。
どういうタイミングで攻撃フラグが立つのかわからないけど、
向こうからくるゾンビとすれ違ってるのに、お互いスルーってw
 
・行き当たりばったりなゲームシステム
ゾンビに気づかれないように背後から忍び寄り、即死攻撃が可能。
これを上手く使う事で弾数の節約にもつながる。
やり始めて「なるほど、スニークアクションゲーという訳か」と頷くも、
それは最初のうちだけ。途中からそんなもの使えない敵ばかりしか出てこなくなる。
 
更に、
ゾンビは音にも反応して寄ってくるらしく、忍び足が可能になってるのだが、
それも最初だけで途中からは、陰で音も立てずじっと隠れているのに、
向こうの方からこちらの位置が分かっているかのように向ってくる。
結局、隠れる事が無意味でグダグダの戦いが繰り広げられる。
 
・感情移入できないストーリー展開
どこにいても、唐突に別の場所に引きずり込まれるので、
正直感情が付いていけない
 
最後までやってないのでどういうオチかは知らないけど、
「結局自分が精神病んでるとかそういう事なんじゃないの?」
って思えちゃうと、もう何が起こっても不思議じゃないから
先の展開を読むとかそういう思考は止まってしまい、
ストーリーがどうでも良くなる
 
ラストだけそういうオチだった、という話でも別にいいんだ。
そういう話は別に嫌いじゃない。
逆に「精神病んでると見せかけて、そうじゃないんでした!」としても、
受け手に「精神病んでる」と思われた時点でアウトだと思うんだよなぁ。
オチがそうじゃないにしても。
 
 
総じて、演出もゲームシステムもストーリーも含めて、
私の好みではなかったという結論で。

文句をいいながらも結局は最後までやる事が多く、
この手のゲームを途中で投げ出す事はそうないんだけどな。

バイオ5の時の違和感を払拭することはできなかった。
もう三上氏のゲームに手を付ける事はないだろう