オデッセイ

「オデッセイ」

Songs from the Martian

Songs from the Martian

リドリー・スコット監督 マット・デイモン主演。
火星での有人探査の作業中、大嵐に見舞われ緊急脱出を余儀なくされたクルー。
その中で一人吹き飛ばされた主人公ワトニー(マット・デイモン)。
 
クルーは残されたワトニーは死んでしまったと思い、火星を後にし地球への帰還を決断する。
しかし、ワトニーは奇跡的に生きており、火星の探査基地に一人取り残されてしまう。
通信機器は嵐で壊れてしまい連絡手段を断たれ、次に有人探査機が来るのは4年後
食糧は残り約一月分。生き残りをかけた孤独なサバイバルが始まる…。
 
 
宇宙版キャスト・アウェイ。といっても、大自然の孤島という訳でも無い分、
本家キャスト・アウェイより絶望的状況下であると言ってもいいだろう。
なのに、その絶望感を感じさせないポップなノリで話は進んでいく。
主人公ワトニーは頭の回転も速く、実にポジティブ。そしてノリが軽い
このサバイバルを楽しんでいる感じさえしなくもない。
 
もっと絶望的な環境下での過酷なサバイバルを予想していただけに、
こういったライトな仕上がりにされると若干の物足りなさを感じたが、これはこれで悪くないのかも。
コテコテのとんこつラーメン食べに行ったら、あっさり塩ラーメンが出てきて、食べてみたら
「ああ、なんか違うけど、これはこれで美味しい」という感じ。