トータル・リコール

トータル・リコール

コリン・ファレル主演。
1990年代、シュワルツェネッガー主演のSF映画のリメイク版。
 
21世紀に起こった化学兵器を使用した世界大戦により、
人類は富裕層はブリテン連邦(通称UFB、現ヨーロッパ)、
貧困層はコロニー(現オーストラリア)に分かれて生活を送っていた。
UFBとコロニーの間には、地球を貫通した高速エレベータが通っており、
貧困層の労働者はコロニーからUFBへ毎日通勤していた。
貧困層に住むダグラス(コリン・ファレル)は、工場の労働者で、
美人の妻を持っているものの、刺激の無い平凡な毎日を送っていた。
そんな中「記憶を売ります」というリコール社の看板を目にし、
毎日繰り返し見る同じ夢の事も気になり、友人が止めるのも聞かず
リコール社に足を運んだのだが・・・。
 
 
 
シュワちゃんの時では確か火星の話だったが、今作では斬新な設定に変えてある。
注目したのはブレードランナーを思わせる「未来+スラム+漢字」の街並み。
良くできていると思う。序盤の平凡な生活を描くゆったりした展開から、
リコール社に行ってからのスピーディな展開も心地よく、いいリメイクになっている。