グラスホッパー
「グラスホッパー」
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2016/04/28
- メディア: DVD
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渋谷のスクランブル交差点で薬物使用者による車の暴走事件が発生。
何名もの死傷者を出す惨劇となった。
事件に巻き込まれた女性の婚約者である鈴木(生田斗真)は、その事件の発端となった
裏社会の組織の存在を知り、真相を求めて組織に入り込む。
組織に雇われていた通称「鯨」と呼ばれる殺し屋。
標的を自殺させるという特殊能力とも言える異色の手口を持つ彼であったが、深い闇を抱えていた。
その彼は「知り過ぎた」という理由で、雇い主である組織から命を狙われる事になる。
組織に雇われていたもう一人の殺し屋「蝉」。
バタフライナイフを巧みに操る若い彼は、飛びぬけた戦闘能力をもっていた。
その彼に「鯨」を始末する依頼が送られてきた。
三人の主人公が組織という共通項で絡み合い物語を進めていく。
原作小説はかなり前のものだが、今映像化しても遜色なく楽しめる。
むしろ今まで映像化されなかったのが不思議なぐらいだ。
(もしや既にドラマとかになってたかな?)
アクション性もあるが人間ドラマ感が強く、
複数の主人公を立てて段々収束していく感じが、
ストレートに「伊坂ワールド」らしい作品。